2003/10/01

誉めるか?叱るか?

今日は、部下の誉め方、叱り方について、考えてみましょう!

◆人は誉めて使うべき?

日本の経営コンサルタントの中で、おそらく、最も有名な人ベスト3に間違いなく入っている、船井総研の名誉会長である、船井幸雄氏はこう語っています。

「人間は、短所を指摘するのではなく、その人の長所をさがしてそれを誉めて伸ばしてあげる方がいい。これすなわち、船井総研の誇る、「長所伸展法」である。長所を伸ばせば、短所や欠点は気にならなくなる・・・決して、短所にはさわってはいけない・・・」

これはこれで、確かに素晴らしいことを言い当てている真実だと思います。しかしながら、現実問題として、短所を指摘しないで、組織としてきちんと管理できるのだろうか?という不安は、必ず起こってくるはずです。

◆それでは、厳しく叱って管理すべき?

一方で、日本マクドナルドの立ち上げに深く関わり、経営コンサルタントとして活躍中の、高橋正夫氏は、こう言っておられます。

「管理は厳しすぎる方がいい・・・。もし、管理が甘いと、きちんとしている人から先に、馬鹿らしくなって辞めていく。しかし、管理がきちんと厳しくされていれば、駄目な人からついていけなくなって、辞めていく。」

どうでしょうか?皆さんはどう思われますか?これはこれで、絶対に正しい理論ですよね。

私も実は悩むところだと思っております。本来は、個々人の、良いところ(長所)を徹底的に見つけて伸ばしてあげて、組織のため、お客様のために、役立つように、し向けてあげるのが理想だと思っております。

しかしながら、やはり、きちんと引き締まった組織を作る為には、きちんと管理し、厳しく叱ることも間違いなく、必要だと思います。
つまり、誉めて使えという船井氏の説も、厳しく叱れという高橋氏の説も、どちらもある意味正しいという結論になってしまいそうです。

◆つまり、こういうことですね・・・

これについては、福岡ダイエーホークス、福岡ドーム、シーホークホテルの3点セットの経営難を、見事に再生しつつある、天才再建請負人の、高塚猛氏が、うまい答えを出してくれています。

つまり、高塚氏曰く、「教育目的以外では、絶対に人を叱らない」ということに尽きると思います。

高塚氏は、こうも言っております。「過去と他人は、変えられない。変えられるのは、自分と未来だけだ。」

単に、叱る(この場合、怒ると言った方が適切かもしれませんが・・・)だけでは、他人は絶対変わらない。しかも、過去の過ちを指摘するという行為は、何も生み出さない・・・

◆ここで、大切なポイントは以下の2点だと思います。

つまり、過去の過ちを決して責めるのではなく(長所伸展法)、未来の成長の為(教育目的)に、叱り(厳しい管理)、そして長所を誉めて伸ばす(長所伸展法)ということ。

それと、他人(職員、部下)を変えることはできないという意味は、おそらく、自分(経営者、上司)や、組織の都合を押しつけるからではないでしょうか?
逆に、自分は変えられますから、相手(職員、部下)の未来の成長の為に、心を込めて叱るのであれば、それはきっと、相手にとっては、「自分の事、自分の為」となるので、心に届き、その結果、変わることができるのではないでしょうか。

何となく、こじつけっぽいですが、これで、著名な3氏の考えが、何となくつながったような気がしませんか?  (^_^;)

◆誉め上手、叱り上手になりましょう・・・

今回は、どうも舌っ足らずで、うまく説明できたかどうか、少し疑問が残るのですが、とにかく「うちの社員は、いくら言っても、全然言うことを聞かないんだ。
本当にいやになるよ!」と、嘆いている経営者や管理職の皆様に、質問とお願いです。

*自分のしかり方が、相手を成長させようという心からきていますか?

*ちゃんと、部下のいいところを見つけて、誉めて、伸ばしてあげようと、していますか?

つまり、誉めるも叱るも、結局、相手を成長させようという気持ちは一緒なんですね・・・
これこそ真実だと思いませんか?

誉め方と、叱り方について、もう一度、考えてみて下さいね・・・

 

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