2004/12/01

「意識」のリストラクチャリング5

「話を聞く体制になってもらう」までのアプローチを今まで考えてきました。「意識改革」の第一歩「信頼関係」が出来ようとしています。それでは、次の段階に進んでいきましょう。

前に、「意識改革」とは今までの常識を変えるつまり、新しい常識を作ることであるとお話しました。現段階は「聞く」体制です。新しい常識を作ることとは、「聞く」体制からどのような体制もしくは姿勢に変化していくのかをまず考えてみます。

私はよく、「子供に置き換えて考えてみてください」と言っています。子供に置き換えて、「聞く」体制から次の段階のアプローチを考えてみると、非常に分かりやすくなります。子供は、親に怒られると「分かった、もうしません。」と必ず言うはずです。つまり、「聞く」体制にあり、相手の言うことが正しいと「理解」しているのです。でも、どうでしょう?子供は、一回怒られたことをもう二度としないでしょうか?そんなことは絶対ないと思います。ではどの段階で子供は、怒られたことをしなくなるのでしょうか?

私の経験上のお話です。「道路を渡る時に、左右を確認しなさい」と常々言われていた私ですが、何回言われてもいざ遊びに夢中になると頭から消えていました。でもあるとき、友人と道路を横断した瞬間(2人で車の間から、反対車線に飛び出したのです)、友人が車に目の前ではねられました。幸い怪我は擦り傷で大した事故にはなりませんでしたが、私はそれ以来、飛び出すことをしなくなったと記憶しています。その時私自身に起こった思考の変化は、「理解」→「気づき」だと思います。目の前で起こったことで、「飛び出したたら轢かれる」と気づいたわけです。

つまり、意識改革とは、「聞く」体制から「理解」そして「気づき」のアプローチで考えていけば良いのではないと私は考えるようにしています。前にお話した「新たな出会い」と「新たな経験」を利用し、「聞く」→「理解」→「気づき」の順番でアプローチしていけば、意識改革できる可能性が非常に高くなるということです。

「気づき」までいくには、それなりの経験が必要になるのは、紛れのない事実です。私共がお手伝いさせていただいている受注工事業で言えば、「様々なアクションプランを管理資料に基づいて計画、実行し、一件の赤字工事が黒字工事になった」という行動に伴う結果が出て初めて「気づき」に変わり、以後の行動が自主的になるということから、知ることができます。だからと言って、経験があれば即「気づき」にはなりません。「理解」というお膳立てが必要なのです。

「聞く」→「理解」→「気づき」が「意識改革」へのアプローチであると分かっていただけたと思います。次に、「理解」について、考えていくことにします。

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