2009/05/07

2009年5月7日号「建設業における利益進捗管理のやり方とは!」

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             ● みどり合同経営 Information ●
              -コンサルティング・M&A部門-
                 2009年5月7日号
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▼ INDEX

■問題解決手法を身につける!中小製造業のQCサークル   <犬飼あゆみ> 「対策の実施について」

■お金の話Q&A(8)利益計画の進捗を把握するには? <コンサルティング部門>

■お問い合わせ先      <メール配信の中止及び設定の変更等>
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◆ 問題解決手法を身につける!中小製造業のQCサークル
12. 対策の実施について

 

前回までは、「THE 金型名人」サークルが、特性要因図から問題の解決策を検討し、以下の対策案を決定したことについてお話しました。

 

(1)金型製作に入る前のCAE解析(※)の実施
(2)過去トラからのチェックリストの作成
(3)(1)(2)をベースに、打合せへの参加

 

今回はこれらの実施と効果の確認について、お話したいと思います。

対策の実施にあたっては、各々の実施策を具体的な作業レベルにまで分解し、それぞれに担当者や実施期間等を決めていきます。例えば、(1)のCAE解析の実施については、具体的にどの製品について実施するのか、どういった分析(強度分析なのか、充填分析なのか、冷却回路分析なのか・・・等)をするのか。

 

当社の場合は、CAE解析をする設備が社内にありませんでしたので、どこに協力を求めるのかも重要になります。これらの細かい内容について、誰が、いつまでにといったことを決めて一覧表を作成します。

 

結果、解析のための設備については、社長に相談し、社長の知り合いの会社で実施してもらえるようになりました。その社からのアドバイスもあり、Nさんたちは、2種類の製品(製品A、製品B)の金型設計段階において、各製品特徴に合わせたCAE解析を実施することになりました。目標はどちらの製品についても、「金型責任による立ち上がり品質トラブルをゼロにする」ことです。

(2)(3)の実施策についても同様に進めていきます。実施内容について、あまり細かく記載しても非常にマニアックなものになってしまいますので、次回は、Nさんたちが実施した内容について、どのように効果の確認をしたかをお話したいと思います。

(※)ここでのCAE(Computer Aided Engineering)解析とは、金型の製作に入る前に設計データを使って、強度解析や流動解析をするということです。

 

みどり合同経営 コンサルティング部門
中小企業診断士 犬飼あゆみ
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/inukai/

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◆ お金の話Q&A (8)利益計画の進捗を把握するには?
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| Q:建設業を営んでいますが、単年度の利益計画と実績との進捗状況が |
|  わかる資料を作りたいのですが、良い方法はありますか?           |
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A: 工事数の激減、利益率の低下により、せっかく工事を受注しても注意深く管理を行っていかなければ利益が確保できず、経営が難しい現状です。利益を確保するために利益計画を策定し、毎月その進捗状況を把握しようとしても、建設業ではどのように管理すればよいか分からないとのお悩みをよくお聞きします。

 

そこで、前回お話しいたしました「最終工事利益予測」を利益計画の進捗管理に活用したいと思います。

 

まず、期初から期中については、まだ、受注工事数も少なく最終工事利益を予測しても目標に全く届きません。そこで営業中の物件を中心として、まだまだ工作している段階でもどれぐらい見込工事高、工事利益があるのかを把握していくことが重要です。

 

期初こそ、利益目標をしっかりと認識してもらうためにも資料を活用して頂きたいと思います。そのためには、後ほどご説明しますが、今期、来期と期を分けた資料作りを根気よく、正確に作っていきましょう。また、過去3期分の同月までの実績や見込みをグラフ化するなどし、一目で過去どの時期にどのぐらいの実績があり、利益予測が立っていたのか当期と比較することで、当期の進捗状況が例年並みなのか、遅れているかの判断目安になります。

 

重要であることは、まず実績累計の伸びが、過去の伸びと比べてどうなのか、そして見込み物件の数や利益額がどうなのかを比較することです。

 

続いて、決算の半年前にはその期の利益達成の可能性について、ある程度把握できれば理想的です。この時点で、目標利益に達していた場合は、「このまま利益が確保できるよう注意深く工事を進め、来期をにらんでの受注活動に注力する。」反対に利益目標に達成していない場合は、「今期中に完成見込みの小工事を積極的に受注し今期中の利益増加につなげるなどの営業方策をとる。」などの対応が可能となります。

 

ある会社では、期の後半になって受注を予定していた大型工事が突然取りやめになりました。今までグラフは順調に右肩上がりに伸び目標利益達成まであと少しのところに来ていたものが突然急降下してしまい今期はもう目標利益達成は無理ではないかと感じていました。

 

しかしながら、このような資料を継続的に作成していたおかげで、これを見た従業員は、危機感を持ち一致団結することができ、期末までに無くなった利益分を達成しました。

 

最終的な詰めとして、期の後半は毎月決算時の利益予測と利益計画とを比較していきます。利益予測については、工事の進捗状況ごとに次の数値を集計します。受注後着工したばかりの工事については「積算時の利益見込」や「実行予算上の利益見込」、施工中の工事については、「最終工事利益予測」、完成工事は「完成工事報告書より工事利益」を用います。

 

資料の集計に際しては、工事毎に当期中に完成するのか、来期以降の完成なのかを確認し、2期分の利益計画との比較資料を作成して行きます。上記に加えて、現在営業中の物件についても考慮します。もちろんすべての営業案件が受注できるわけではありませんので、受注見込み確率に応じて工事利益を試算することをお勧めします。

 

いずれにしろ、期から半年以上たった時点では、できる内容も限られてきます。期の初めから、社員一同危機感を持つことが重要ですし、そのような資料を作成する工夫がなにより肝要です。

 

みどり合同経営 コンサルティング部門

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