コラム 「製造業の社内活性化のプロセス  ~脱社長依存体質!~」 第7回 A社のPJミーティングより(自分たちでお客様とのパイプを太くしよう)

皆様こんにちは。前回は、A社でのプロジェクトチームの発足と、そこでまずは社内の課題抽出からスタートしたことをお話しました。

 

余談ですが、本メルマガの第3~4回で、我々の感じた当社の問題点については、一通りお話させていただきました。しかし、社長や部長と相談の上、それをそのまま我々からお伝えするのではなく、プロジェクトのメンバーに、話し合いの中で気づいていただくことを重視したのです。

 

話し合いを進めるうちに、これまでは自分のテリトリーの心配だけで、「試作は試作、量産は量産」と考えていた課長さんや主任さんたちも、お互いの業務や会社全体の業務の流れを意識するようになりました。また、お互いに、「もっとこうしてほしい」等の意見も出てくるようになりました。

 

中でも、自分たちが顧客の要望(特に技術的なところ)を実はよくわかっていないこと、そこから派生的に多くの問題が起きていることに、みんなの問題意識が集中しました。

 

受注業務のN主任:「自分はお客様の購買担当とは電話でよく話をするし、けっこう仲良くなっているけど、技術のことはわからないから、お客様の技術者と話をするのはハードルが高いな。技術は技術の人同士、試作のほうで関係づくりをしてもらえないかな」。

 

量産のS課長:「確かに、試作の段階で、技術者同士が話し合って、色んな問題点を潰し込んでくれておいたら、量産もスムーズに立ち上がるし助かるな」。

 

試作のT課長:「自分が直接、お客様とやり取りをするのはいいんだけど、電話や外出での打合せが増えたら、今の仕事量がこなせるかな・・・」。

 

量産のS課長:「それなら、試作品のうち、既存の類似品くらいなら、こっちで対応しようか」。

 

こんな感じに話は進み、自分たちでお客様とのパイプを太くしていくために、大きく3つのテーマを決めました。

 

(1) 社長任せにするのではなく、自分たちで直接お客様と話をしよう (特に技術者同士)

 

(2) それだけでなく、新聞記事等からも情報収集をして、お客様の大きな方向感を掴もう

 

(3) これらの情報を社内で共有しよう (カルテづくり)

 

次回、続けて、もう少し詳しくお話したいと思います。

みどり合同経営 コンサルティング部門 副部長
シニアコンサルタント 澤田 兼一郎
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みどり合同経営 コンサルティング部門
中小企業診断士 犬飼あゆみ
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