2011/03/03

2011年3月3日号 森を核にした町づくりに建設業が貢献 ~高知県ゆすはらでの取り組みをご紹介します。

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                みどり合同経営 Information                 
                      2011年3月3日号              

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<好評連載>
■地域の元気を回復!全国の建設業の取り組みをご報告します(5)
  「森を核にした町づくりに建設業が貢献~ 高知県ゆすはら その1」

■これは使える!ちょっと工夫“業務改善への道”第29回
  「工事原価管理と支払業務、経理業務のムダ(13)」

<お知らせ>
■ 徳島県主催 建設業者様対象セミナーのお知らせ

■「誰かに聞いてみたかった 中小建設業お金の話」 好評発売中!

■『業種把握読本 ~内外環境の見どころ 業界展望の勘どころ~』
  好評発売中!

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◆地域の元気を回復!全国の建設業の取り組みをご報告します(5)

「森を核にした町づくりに建設業が貢献~ 高知県ゆすはら その1」

3月に入り、花粉症が本格化している方も多いのではないかと思います。私自
身もそうですが、私の回りにも花粉症で苦しんでいる人がとても多いのに驚き
ます。
その原因の1つに、国内森林の荒廃があるそうです。安価な輸入木材が増え、
国内の森林が放置されていることや、そもそも林業の担い手が減少しているこ
となどが影響しているそうです。
そこで今回ご紹介する取組みは、建設業と林業の協働による森づくり・まちづ
くりです。

場所は高知県高岡郡梼原(ゆすはら)町。梼原町では町域面積の91%を占め
る豊富な森林資源があり、以前からこの森林資源を活かした町づくりが進めら
れています。2009年3月には「環境モデル都市」に選定され、その際に策
定された「梼原町環境モデル都市行動計画」では、森林CO2吸収量を当時の
62,000t-CO2から2050年には70,200t-CO2とする数
値目標を掲げ、その達成に向けた森の整備が現在進められているところです。

しかし、梼原町でも林業就業者の高齢化や木材価格の低迷などにより、林業は
厳しい環境におかれています。そこで、建設業が地域の社会資本整備を通じて
培った地域資源に関するノウハウと保有する人材・機材を活用し、林業へ副業
化することで、環境資源と経済が「循環」する仕組みを、建設業協会と森林組
合、梼原町、さらには高知県が連携して実施することとなりました。

取組みの流れとしては、以下の通りです。
・既設林道、作業道の修繕(担当:建設業協会)
⇒・修繕を行った既設林道、作業道を利用した間伐作業(森林組合)
⇒・路網整備や間伐作業等で発生した林地残材の集積・選別(建設業協会、森
林組合)
⇒・林地残材の搬出(建設業協会)
⇒・林地残材の利用(例:木質ペレットとして利用できる端材は、町内にある
ペレット工場へ搬出し、ペレット化してストーブの燃料として利用するなど)。

このように、建設業と林業が連携することで、森林資源が循環した低炭素社会
が実現されつつあります。次回にもう少し詳しくお話したいと思います。

みどり合同経営 コンサルティング部門
中小企業診断士 犬飼あゆみ
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/inukai/

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◆ 「これは使える!ちょっと工夫“業務改善への道”」 第29回

  工事原価管理と支払業務、経理業務のムダ(13)

専門工事業D社では、実行予算管理から支払業務までを建設業特有の工事原価管
理に対応した専用のソフトウェア(以下ソフトウェア)の導入を行い効率化す
ることにしました。ソフトウェア導入に向けて社内の準備を始めましたが、色
々と問題が山積です。前回は、工務部員のITスキルをアップさせるための取り
組みについてお話しました。
今回は、ソフトウェアを運用するにあたり、マスタ登録について検討したお話
です。

【14.実行予算書の社内標準化】

工事原価管理ソフトウェアを導入するために、工務部内のIT環境整備を行って
きました。具体的にはパソコンの入れ替えやLAN環境の整備、セキュリティ強化
などを実施し、工務部員のITスキルアップの為に勉強会を実施してきました。

これらと並行して、今回のプロジェクトリーダ本田君と柏木君(両名とも工務
部の若手でパソコンが得意)は、ソフトウェア会社から導入指導を受け、初期
設定などの打ち合わせを行ってきました。初期設定の中でも重要なポイントと
なるマスタ設定について、ご説明したいと思います。

このマスタ設定とは、自社の基本情報をあらかじめマスタ登録することで、自
社なりの業務が可能となります。例えば、顧客マスタには受注先の情報、発注
先マスタには下請け業者や資材発注先の情報、実行予算マスタには、実行予算
書の項目である「工種」を設定します。各種のマスタ登録が適切に登録されて
いないと、ソフトウェアの使用を開始することができません。

顧客マスタや発注先マスタ登録については、支払管理を担当している総務部の
遠藤さんと相談し、支払先リストなどを元にスムーズに登録作業を行うことが
できました。
次に実行予算マスタ登録を行うことにし、過去の実行予算書を確認しながら相
談することにしました。

柏木君:「このソフトウェアの実行予算項目の初期設定は、建築業用となって
    いて当社のような専門工事業とは違っている。当社でいつも使ってい
    る実行予算項目に修正しないと使えないよ。」
本田君:「それもそうだが、当社では担当者毎に実行予算の項目や並びも異な
    っている。社内基準というものは無いと思うよ。」
本田君・柏木君「俺たち二人で社内基準を決めるわけにもいかないし・・・。」

困った二人は工務部長に相談することにしました。
 
工務部部長:「そうなんだ。当社は担当者がそれぞれEXCELで実行予算書を作っ
      ていたので、担当者毎に項目や並びがバラバラなんだよ。
      社内基準を作らなければと考えていたんだが、工事原価管理ソフ
      トウェアの導入を機に、実行予算書を社内統一化に取り組もう。
      本田君、柏木君、早速実行予算の社内標準書式を作ってくれない
      か?」

本田君:「わかりました。過去の実行予算を参考に工事種別ごとにいくつか作
    ってみます。」

本田君・柏木君は実行予算書のマスタ登録について、工務部長から指導を受け
つつ完了することができました。実行予算の項目(工種)の取り方、並びにつ
いては、社内用の簡単なマニュアルを作成し、このような場合はこの項目で管
理するなどの例も記載しました。これらの作業により若手の二人が勉強になっ
たと工務部長も喜んでいました。

マスタ登録について簡単に考えられがちですが、実際に行ってみると、現在の
業務内容を洗い出して整備していく中で色々な問題が見えてきます。これらの
問題を速やかに解決して進めていくためには、業務を熟知したベテランの目が
必要ですが、今回は工務部長と総部のベテラン遠藤さんがその役だったと言え
ます。

次回は、ソフトウェアの試用前に工務部にて説明会を行った際のお話をしたい
と思います。

みどり合同経営 コンサルティング部門
コンサルタント 山下晶子
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/yamashita/

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                         弊社 藤井一郎が務めます。」
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【金融ブックス ホームページ】
http://www.kinyubooks.co.jp/bin/cartpro/cart.cgi?id=ISBN978-4-904192-2
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TEL 087-834-0301(担当:山下、犬飼、三谷)
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建設業に的を絞り、金融機関との付き合い方、経営管理、公的制度の活用など
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【定 価】 2,300円(税込) 【判 型】 A5判
【ISBNコード】 978-4-903437-13-2
【頁 数】 193頁 【発行日】2010/10/5 第1版第1刷 
【建通新聞社ホームページ】
http://www.kentsu-it.jp/book/9784903437132.html

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