2011/11/10

2011年11月10日号 【みどり合同経営メールマガジン】『製造業の社内活性化のプロセス ~脱-社長依存体質!~』 A社の問題点の原因は、社長のカリスマ性にあった?

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配信不要の場合は、恐れ入りますが、末尾に記載しております方法にてご連絡
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▼ INDEX

<好評連載中>

■ 「製造業の社内活性化のプロセス  ~脱-社長依存体質!~」
  第5回 A社の問題点の原因(社長のカリスマ性が仇に?)

■ 今からでも遅くない、本物の会議をやろう!
  第7回 経営会議の管理資料を作成しよう!(その1)

<お知らせ>

■『誰かに聞いてみたかった 中小建設業お金の話』 好評発売中!

■『業種把握読本 ~内外環境の見どころ 業界展望の勘どころ~』
 皆様にご好評頂き、9月20日に増刷(第4刷)致しました!!

■お問い合わせ先      <メール配信の中止及び設定の変更等>

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『製造業の社内活性化のプロセス ~脱-社長依存体質!~』

第5回 A社の問題点の原因(社長のカリスマ性が仇に?)

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皆様こんにちは。

前回、前々回と、金属プレス加工メーカーのA社の問題点をお話してきました。
そして、そこから発生する様々なトラブルに、社長が何とか対応して事を収め
ており、会社が社長依存の体質になってしまっている点をお話しました。

このように、社長に依存するようになってしまったのは、従業員が顧客と接す
る機会が少なく、顧客思考でないことが大きな要因になっていると思います。

「はじめに」の回でお話した通り、顧客思考でないと、お客様のニーズがわか
らず、どのように問題を解決したらよいのかわからないため、自分で問題解決
ができず、細かな意思決定をも社長に依存するようになってしまいます。いえ
反対に、いつも社長に依存することで、しだいに顧客思考でなくなってしまっ
たのかもしれません。このあたりは卵が先か、鶏が先かの話ですね・・・
いずれにせよ、このようになってしまったのは、もちろん社長にも原因がある
と思っています。

業務部長と経理部長の会話の中からも、そんな声が聞かれます。

「社長のカリスマ性が強すぎるのが影響しているんだろうね。社長は従業員よ
りずっと先を見ている。社長に聞けば、何でもすぐに答えが返ってくるという
のが仇になっているんじゃないかな。社長自身も、意図的にカリスマ性を作っ
てきたというところはあるだろうな。」

「カリスマ性が強いことで、社長を責めるのは酷だと思うけど、それでも社長
がもっと従業員に任せていかないといけないだろうね。みんな、権限も責任も
ないから楽だけど、本当は任されれば、もっとやる気のでる人もいると思うな。」

業務部長と経理部長のお二人は、社長が絶大な信頼を置く存在です。それは、
お二人が特別に優秀だということもありますが、社長の得意分野と違う分野の
スペシャリストだからということもあるかもしれません。つまり、経理など、
自分があまり得意でない分野であれば、社長も人に任せますが、自分の得意分
野である営業や技術面では、なかなか人に任せられない。そんな経験は誰にで
もあることかもしれません。

従業員数が十数名の御会社であれば、経営者の強いリーダーシップで組織を引
っ張るということで、特に問題ないのだと思います。しかし、A社は従業員約
50名。得意先も、自動車関連、家電関連、医療関連・・・と多岐にわたりま
す。このように、従業員数も得意先の数も拡大していくと、それに応じた組織
のステージに移行していくことが必要になります。

「社長はずっと先を見て行動している」、「社長は、なぜかお客さんから仕事を
受注してくる」といった暗黙知を、目に見える形にして、組織的に行っていく
必要があると思うのです。

次回からは、A社の組織作りに向けた取り組みについて、お話したいと思いま
す。

みどり合同経営 コンサルティング部門 副部長
シニアコンサルタント 澤田 兼一郎
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/sawada/

みどり合同経営 コンサルティング部門
中小企業診断士 犬飼あゆみ
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/inukai/

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今からでも遅くない、本物の会議をやろう!

第7回 経営会議の管理資料を作成しよう!(その1)

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A社は、地方で設備工事業を営んでおり、現在経営改善に尽力されています。
経営改善をスピードアップするためには全社一丸となり取り組む事が重要であ
り、ますは経営幹部でもある各部門長の意識改革から着手することにしました。

第一回目の経営会議では、会社の現状が包み隠さず説明され、動揺する部門長
もいらっしゃいましたが、最後に社長から経営改善の目標が発表され、一丸と
なって経営改善に取り組むことで皆さん一致しました。

会議終了後、社長と藤村総務部長と次回の経営会議に向け、打合せを行いまし
た。

私: 「今日の会議で会社の状況はご理解いただけたと思いますが、今後は
   経営改善計画の進捗状況を会議にて発表していくことが重要です。
   これまでは、決算時にのみ損益を把握していましたが、今後は月次で
   把握していくことが必要となります。
   しかもスピーディに把握することが重要です。
   すでに、工事原価の削減や販管費の削減に着手していらっしゃいますが、
   どの程度効果がでているのかを確認することで、皆様のモチベーションも
   上げることができると考えています。」

藤村総務部長:「現在、会計事務所の協力も得て月次試算表を翌月の25日に完
          成するべく努力中です。」

(※ 実はそう簡単に精緻な試算表が出るようになったわけではないのですが、
長いお話となりますので今回は省略させて頂きます。別の機会にてお話できれ
ばと思います。)

社長:「私は試算表を見ても売上総利益とか営業利益しか見てなかったのだ
    が・・。」

私: 「そうですね月次試算表だけでは、経営会議の管理資料としては不十分だ
   と思います。試算表を基にした管理資料を作成する必要がありますね。」

藤村総務部長:「昨年同月対比とか月次予算対比、期初から当月までの累計で
          の予算対比などのことですか?」

私:「それも重要ですね。また当月までの累計に期末までの予算をプラスして、
    今後予算通りに行った場合の今期の着地予想も作成します。
    しかし最も重要なのが、【利益】の認識をどう持ってもらう事だと思います。」

社長:「それは売上総利益や営業利益のことですか?」

私:「以前、営業担当者からお話をお聞きした際に、売上高(受注高)目標し
  か頭にないと感じました。
  売上高予算を達成することが第一優先で、極端な言い方をすれば
  工事利益は、二の次といった印象を受けました。
  一方工事担当者からは、営業が利益のない工事ばかり受注するから
  赤字はしかたがないといった声も聞かれました。
  会社にとって重要なのは工事利益を予算通り確保することで、売上高が
  第一優先順位ではないと言う事を分かってもらう事が大切です。」

社長:「私も営業にはっぱをかけるのに、月間売上高目標1億円を掛け声にして
   きたが、それが営業部門において、利益より受注高の達成が重要といった
   認識に偏ってしまったようだ。」

次回は、このような問題点を解決するための管理資料作成について詳しくお話
します。

みどり合同経営 コンサルティング部門
コンサルタント 山下晶子
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/yamashita/

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~☆ みどり合同経営関連 出版物のお知らせ ☆~

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◆ 増刷(第4刷)決定!
『業種把握読本 ~内外環境の見どころ 業界展望の勘どころ~』

弊社、藤井一郎編著『業種把握読本 ~内外環境の見どころ 業界展望の勘ど
ころ~』(金融ブックス)が昨年11月29日発刊されました。
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本書は、企業経営者様の経営戦略構築や、金融機関担当者様に取引先企業の業
務改善や目利きに役立てていただけますよう、業界の環境と展望の実態を、各
専門家が分かりやすく解説しています。

対象業種は全25業種。そのうち、弊社コンサルタント 犬飼あゆみも1業種
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金融機関の担当者様はもちろん、企業経営者様にも、自社を取り巻く環境が大
きく変化する中での経営の舵取りに、ぜひお役立ていただけましたら幸いです。

【著 者】 味香 興郎 ・ 藤井 一郎 編著
【定 価】 2,520円(税込) 【判 型】 A5判
【ISBNコード】 978-4-904192-28-3
【頁 数】 374頁 【発行日】2010/11/29 第1版第1刷
【金融ブックス ホームページ】
http://www.kinyubooks.co.jp/bin/cartpro/cart.cgi?id=ISBN978-4-904192-28-3

※書籍購入を希望される方は、弊社に直接ご連絡頂いても結構です。
TEL 087-834-0301(担当:山下、犬飼、三谷)

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◆ 『だれかに聞いてみたかった 中小建設業お金の話」好評発売中!

弊社専務取締役 藤井一郎、弊社コンサルティング部副部長 澤田兼一郎編著

「誰かに聞いてみたかった 中小建設業お金の話」(建通新聞社)が発刊され
ました。(2010年10月5日発行)

○運転資金が足りない…
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企業経営には「お金」にかかわる悩みが何かと多いものですが、本書では中小
建設業に的を絞り、金融機関との付き合い方、経営管理、公的制度の活用など
のポイントをQ&A方式で分かりやすく解説しています。また、国や自治体の
補助金、公的金融機関の融資制度なども幅広く紹介しています。経営の指針と
してぜひご活用頂けたら幸いです。

【編集・執筆】 藤井 一郎 ・ 澤田兼一郎 編著
【執筆】 山下晶子、犬飼あゆみ、三谷利恵、北野里美
【定 価】 2,300円(税込) 【判 型】 A5判
【ISBNコード】 978-4-903437-13-2
【頁 数】 193頁 【発行日】2010/10/5 第1版第1刷
【建通新聞社ホームページ】
http://www.kentsu-it.jp/book/9784903437132.html

※書籍購入を希望される方は、弊社に直接ご連絡頂いても結構です。
TEL 087-834-0301(担当:山下、犬飼、三谷)

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株式会社みどり合同経営

【本社】東京都新宿区荒木町2-3
(社)金融財政事情研究会 セミナーハウス4F
Tel 03-3358-5951 Fax 03-3358-5952

【高松】香川県高松市塩上町3丁目1-1
Tel 087-834-0301 Fax 087-834-0882

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