2012/07/05

2012年7月5日号 「製造業の社内活性化のプロセス  ~脱社長依存体質!~」 これまでの連載を振りかえって(最終回)

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▼ INDEX

<好評連載中>

■ 「製造業の社内活性化のプロセス  ~脱社長依存体質!~」
   第13回 A社の社内活性化プロセスについて ~ まとめ ~

■ 実抜(実行可能、抜本的な)計画のスタートライン!
~自社のチャームポイントは何だろう!?!

第2回 他社との違いから、自社の魅力を再認識してみよう!

<お知らせ>

■ 東京事務所 移転のお知らせ

■ 『誰かに聞いてみたかった 中小建設業お金の話』 好評発売中!

■ 『業種把握読本 ~内外環境の見どころ 業界展望の勘どころ~』
   皆様にご好評頂き、9月20日に増刷(第4刷)致しました!!

■ お問い合わせ先     <メール配信の中止及び設定の変更等>

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『製造業の社内活性化のプロセス ~脱社長依存体質!~』

第13回 A社の社内活性化プロセスについて ~ ま と め ~

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皆様こんにちは。

これまで全12回にわたり、A社の社内活性化のプロセスについてお伝えして
きました。

最終回となる今回は、これまでご支援させていただきました我々なりのまとめ
を記載させていただきたいと思います。

弊社がご支援を開始してから、約2年になります。
プロジェクトミーティングの開始からは約1年半、連載で書くとスムーズだっ
たかもしれませんが、週1回のプロジェクトミーティングでは、様々な紆余曲
折があったと感じています。

最初は、技術面でも営業面でもトップである社長のカリスマ性が仇になって、
従業員が社長依存体質、顧客思考でないA社の現状をお伝えしました。

日々発生する様々な問題の根本的な解決のためには、従業員が自主的に考えて
行動していく組織作りの必要性が感じられたため、その後は、以下の流れで取
組みを進めていったことをお話しました。

(1)プロジェクトチームを立ち上げ、メンバーで課題を抽出。
  当初は営業面でのテーマから取り掛かることになり、社長だけでなく従業
  員がお客様と接点をもつなどの取組みを開始した。

(2)お客様と接することにより、少しずつ顧客思考が身につき、日常業務へ
  の意識も変わってきた。
  各部門の課長さんは、手探りで管理資料を作成し、部門内や部門間の諸問
  題に真剣に向き合うようになった。

(3)またその結果、全体の業績への興味がわいてきたため、全社的な管理資
  料の整備も進められた。
  さらに、これを改善するための議論や行動も自然と生まれるようになった。

ようは社内のPDCAサイクルが回せるようになってきたという過程を何とな
く感じていただけたのではないかと思います。

この過程で大きく変わったと感じたのは、主に以下の点です。

(1)課長クラスの自主的な行動がみられるようになった。
  課長クラスが自ら資料を作ることにより、社内の問題点等の気づきが生ま
  れたのだと思われます。
  とても時間がかかることではありましたが、必要な時間であると認識しま
  した。

(2)顧客から仕事が来る理由(自社の強み)に気がつき、仕事に前向きにな
  った。
  特に、これまで嫌だと思っていた難易度の高い仕事(付加価値も高い)に
  前向きになりました。これが会社の業績に直結することが実感されたから
  だと思います。

また、今回のメルマガではあまり触れることができなかったのですが、プロジ
ェクトの成果が意外なところにも現れました。

社長自身が財務や会計に興味がなかった以前の状況と違い、会社全体の利益目
標や資金繰りをもとに、物事を進めていくようになったことや、それにより経
理部長との連携がよくなったことなどです。

もちろん、じっくり時間をかけて取り組んできたこともありますが、この企業
には、ベースの条件があったようにも思われます。
具体的には、社長が示す戦略方針・考え方・会社のあり方が部長や課長クラス
に強く共感されていたことです。

経営者である社長が自らの利益中心ではなく、お客様や従業員を大切にしてい
る姿勢が誰の目にも明らかだったからではないでしょうか。

従業員の意識が変わり、主体的な行動が生まれれば、会社はどんどん変わって
いくと、我々もA社様を通じて、実感させていただきました。
皆様にも、少しでも感じていただけましたら幸いです。

これまで本連載にお付き合いくださった皆様、ありがとうございました。
 - 完 -

みどり合同経営 コンサルティング部門 副部長
シニアコンサルタント 澤田 兼一郎
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/sawada/

みどり合同経営 コンサルティング部門
中小企業診断士 犬飼あゆみ
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/inukai/

 

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実抜(実行可能、抜本的な)計画のスタートライン!
        ~自社のチャームポイントは何だろう!?!

第2回 他社との違いから、自社の魅力を再認識してみよう!

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自社の魅力を確認する目的は、他社と差別化ができるかを考えていくことです。
O社様では新しい取り組みをする際に、他社との違いをじっくり検討することが
できました。
今回は、そういった取組を通じて、自社の魅力が再認識
される点にご注目くだ
さい。

前回は、「自社の魅力を再認識することの重要性」をお話させて頂きました。
今回から、具体的なご会社の事例を基にお話を進めさせていただきます。

ご紹介する企業は、常に技術開発に余念がなく、特許申請にも前向きに取り組
まれているO社様(熱転写マーク印刷加工業)です。

当社ではその当時、ある大手の取引先から新規の設備投資を含む、新しい製造
方法の商品を打診されていました。
かなりの金額の設備投資を必要とするものの、大きな取引が確保できることが
見込まれていました。

ニッチな業界のため、ライバルは全国的にみてもあまり多くありません。
しかしながら、設備投資をして新製品の製造に取り組んでも、他社が同様の取
り組みをすぐにすれば、投資をしても割に合いません。
そこで、ポイントを『財務状況』、『取引先との関係・状況』に絞り、ライバ
ル会社が同程度の投資ができるのかどうか、検討してみることにしました。

まず、財務状況を確認すると、ライバル会社は新たな設備投資をする余力がな
いように思えました。

次に取引先との関係(特に取引先担当者へのライバル企業の提案をそれとなく
聞いてみると)では、技術や新製品を活用した提案営業がされている様子は見
て取れません。

※今回の新しい製造方法で作った商品は、取引先が、最終商品へ仕上げる最終
の加工工程の手間を大幅に削減し、取引先にとって大きなコストダウンを生み
ます。

このような打診が当社に来たことは、取引先への営業活動の中で、新製品の提
案や技術的な提案を営業担当者が、日常の営業活動の中で、常に行っていたこ
とが要因だと思われます。

要は、「当社なら対応できるのでは?」と取引先に見られていた点が大きいの
ではないでしょうか。

※また、前回お話しした金融機関から求められる実抜計画でも、「実現可能性
が高いとは、売上高、費用、利益の予測等の想定が十分に厳しいものとなって
いること」といった要件があります。

自社の過去の想定から、売上高を見込むのではなく、取引先からのニーズに基
づき、他社ではなかなか取り組めない、自社が独占できる売上が新たに確保で
きるということは、非常に実現性が高いと言えますよね。

このように他社の状況も含めて、検討するということはとても重要になります。

今後の成長に必要なものだと、社長様は実感し設備投資への取り組みを決定し
ました。
そうと決まれば、今後の具体的な実現に向けた計画を検討していくことになり
ます。

ここで、私どもより、経営革新計画(※)の認定を目標に計画策定を進めるご
提案し、応諾頂きました。

さて次回は、経営革新計画の認定を目標にする理由を、お話していこうと思い
ます。

(※)経営革新計画とは、企業が新たに取り組む事業活動の経営計画について、
都道府県(国)が経営の相当程度の向上が見込まれる経営計画(経営革新計画)
として承認したものを言います。

経営革新計画について、より詳しくご覧になりたい方は、中小企業庁HP(経営
サポート「経営革新支援」)をご参照ください。
http://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kakushin/index.html

みどり合同経営 コンサルティング部門 副部長
シニアコンサルタント 澤田 兼一郎
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/sawada/

みどり合同経営 コンサルティング部門
コンサルタント 三谷利恵
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/mitani/

 

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移転先はJR東京駅からも一駅(神田)という利便性の高い場所ですので、お
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弊社、藤井一郎編著『業種把握読本 ~内外環境の見どころ 業界展望の
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本書は、企業経営者様の経営戦略構築や、金融機関担当者様に取引先企業の
業務改善や目利きに役立てていただけますよう、業界の環境と展望の実態を、
各専門家が分かりやすく解説しています。

対象業種は全25業種。そのうち、弊社コンサルタント 犬飼あゆみも1業種
(旅行業)を担当しております。
金融機関の担当者様はもちろん、企業経営者様にも、自社を取り巻く環境が
大きく変化する中での経営の舵取りに、ぜひお役立ていただけましたら幸い
です。

【著 者】 味香 興郎 ・ 藤井 一郎 編著
【定 価】 2,520円(税込) 【判 型】 A5判
【ISBNコード】 978-4-904192-28-3
【頁 数】 374頁 【発行日】2010/11/29 第1版第1刷
【金融ブックス ホームページ】
http://www.kinyubooks.co.jp/bin/cartpro/cart.cgi?id=ISBN978-4-904192-2
8-3

※書籍購入を希望される方は、弊社に直接ご連絡頂いても結構です。
TEL 087-834-0301(担当:山下、犬飼、三谷)

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弊社専務取締役 藤井一郎、弊社コンサルティング部副部長 澤田兼一郎編著
「誰かに聞いてみたかった 中小建設業お金の話」(建通新聞社)が発刊され
ました。(2010年10月5日発行)

○運転資金が足りない…
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企業経営には「お金」にかかわる悩みが何かと多いものですが、本書では
中小建設業に的を絞り、金融機関
との付き合い方、経営管理、公的制度の活用
などのポイントをQ&A方式で分かりやすく解説しています。
また、国や自治体の補助金、公的金融機関の融資制度なども幅広く紹介してい
ます。
経営の指針としてぜひご活用頂けたら幸いです。

【編集・執筆】 藤井 一郎 ・ 澤田兼一郎 編著
【執筆】 山下晶子、犬飼あゆみ、三谷利恵、北野里美
【定 価】 2,300円(税込) 【判 型】 A5判
【ISBNコード】 978-4-903437-13-2
【頁 数】 193頁 【発行日】2010/10/5 第1版第1刷
【建通新聞社ホームページ】
http://www.kentsu-it.jp/book/9784903437132.html

※書籍購入を希望される方は、弊社に直接ご連絡頂いても結構です。
TEL 087-834-0301(担当:山下、犬飼、三谷)

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