新連載【今日から実践!基本からの生産管理】

本コラムでは、全18回にわたり、「中小製造業の生産管理」をテーマに連載をいたします。

生産管理とはどのようなものか、 生産管理の基本、原価管理、在庫管理、外注管理など各テーマに分けて ご説明し、実践でいかに活用できるのかを考えていける内容をお届けしていきたいと思います。
当たり前のことですが、 外部環境に関わらず、常に生産性を高めること、原価低減、在庫管理や外注管理の徹底と工夫は、事業活動が続く限り取り組んでいく必要があります。

皆様ご存じとおり、昨今のトヨタの業績回復につながった要因は、徹底した生産管理を継続してきたものです。それなくして、円安局面になったからといって、業績回復になりません。
また、何も製造業だけではなく、継続した 生産管理のしくみを持つことは、建設業やサービス業など製造業という業種を超え、業績向上に応用できます(在庫管理や外注管理をイメージしてもらえ ると良くわかります)。

実践段階では、企業によって、何から取り組んでいくのか(何ができていて、 何ができていないのか、ボトルネックはどこなのか)優先順位が違いに触れ、 生産管理の知識を、実践で活用できることを考えていきたいと思います。

中小製造業の経営者や製造に関わる方に加えて、建設業や サービス業の他業種の経営者、地域金融機関の方にも是非一読頂き、生産 管理の基本知識の確認と実践への活用のために、ご参考にして頂けたら幸いです。

次回は、生産工場の悩みについて触れていきます。

次回コラム

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この記事の執筆者

澤田 兼一郎
(株式会社みどり合同経営 代表取締役/中小企業診断士)

立命館大学経済学部経済学科卒業、第二地方銀行を経て当社に入社。中小企業を中心に、経営計画や事業計画の実行性を高める、現場主義のコンサルティングを実施。
特に中小建設業、製造業の経営管理体制の構築、実行力を高めていく組織再構築等のノウハウ等について評価を受ける。

犬飼 あゆみ
(株式会社みどり合同経営 取締役/中小企業診断士)

一橋大学法学部卒業、大手自動車会社のバイヤー(部品調達)として勤務後、当社へ入社。
企業評価における事業DDのスペシャリスト。事業DDでの経営課題の洗い出しをもとに、事業計画や経営計画(利益計画&行動計画)の策定・実行支援が専門分野。

この記事のアドバイザー

阿部 守 先生
(MABコンサルティング 中小企業診断士/一級建築士 )

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