2015/02/05

2015年2月5日号

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◆☆         みどり合同経営 メールマガジン
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寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
春の訪れが感じられるのは、まだ少し先になりそうですね。

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配信不要の場合は、恐れ入りますが、末尾に記載しております方法にてご連絡
をお願いいたします。

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■ 今日から実践!基本からの生産管理
第12回 外注先の協力体制を構築してクレームを減らしたA社の事例(1)

■ 管理会計は大企業だけのツールではない! ~気付く力を養う会計~
第22回:<ステージ2>月次の実績を把握しており、かつ、それにもとづいた
管理も行っている企業(13)

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  今日から実践!基本からの生産管理
  第12回 外注先の協力体制を構築してクレームを減らした
  A社の事例(1)

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前回は、外注管理で大切なことを考えてみました。
今回は、外注先の協力体制を構築してクレームを減らしたA社の事例を
ご紹介します。

■A社の概要
 A社は外壁建材製造会社です。工場で生産した基材を外注先に出荷し、
外注先で塗装と加工を行ってハウスメーカーに納入しています。

ハウスメーカーからA社には、住宅の1棟単位でオーダーがきます。
住宅工事の現場では、外壁を取付けるだけで工事が進むように、住宅の
設計に合わせて、加工済の外壁建材をパーツとして納入するのです。

住宅のモデル(種類)によって外壁の柄や色が異なるだけでなく、
住宅の大きさや形が個々で異なるため、オーダーの内容は千差万別です。
A社から外注先に出荷する基材は、100種類程度ですが、外注先で加工する
最終的な商品の種類は、数万種類と膨大な数になります。

A社は、第9回・第10回でもご紹介した企業ですので、読者の皆さんも
覚えておられると思います。

■不良の内容

Mさんは、A社の外注管理担当者です。元々は営業担当者ですが、外注先
での不良発生が頻発していたため、外注管理を強化することになり、
営業と外注管理を兼務することになりました。

A社の外注先T社で塗装と加工を行った外壁製品は、ハウスメーカーに
納入され、パネルに組み立てられた後、1棟分のパーツとして現場に
配送されます。

ところが、加工した製品の寸法に誤りがあると、他のパネル部品と寸法が
合わずに、ハウスメーカーでパネルを組み立てることができません。
納品した製品に欠けや割れの不良があっても同様にパネルを組み立てること
ができません。

また、外壁製品には柄が入っていますが、製品の外形寸法が正しくても、
切り出した柄の位置がずれていることがあります。そうすると、パネルの組み
立て時には異常に気づきませんが、現場で建物に取り付けた際に、上下左右に
隣接するパネルと、柄が合わないことになります。したがって、大至急生産
して現場に配送しなければなりません。
このような不良によってクレームが生じることがありました。

外注先T社では、作業者が作業指示書を見ながら手作業で寸法を入力して
切断加工をしています。建物の屋根近くの外壁には△形のパーツがあります
し、窓の横には凸型や凹型の形状になることもあります。柄の位置も指定が
ありますから、加工は非常に複雑です。たまに寸法不良が発生することも
やむを得ないという雰囲気もありました。

■外注管理担当者の悩み

もちろんこのような不良が発生すると、ハウスメーカーの工場からA社に
連絡がありますから、すぐに代わりの製品を作って持ち込みます。
そして、このような不良が何回か発生すると、ハウスメーカーの品質管理課
からは、異常報告書が送られてきます。そうすると、原因を究明して対策を
行って報告をしなければなりません。

そうすると、外注管理担当者のMさんは、外注先T社に赴いて社長と現場の
管理者に「不良が続いています」「不良を減らしてください」とお願いしま
す。もちろん、外注先の社長も「もっと注意して作業するようにします」と
応えてくれますから、経験の浅いMさんは、言われるまま、異常報告書に
「検査を強化します」と書いて提出していました。

ところが、不良の真の原因をつかんでいませんから効果的な対策もできて
いません。注意して作業するのも不良発生の直後だけですから、忙しくなると
また不良が発生します。
とうとう、ハウスメーカーからは「不良の原因は何ですか」「検査は対策では
ありません」「原因に対して対策を行ってください」と報告書を突き返される
ようになり、Mさんは困ってしまいました。

再び外注先T社に行って相談をしますが、「そう言われても・・・、
私たちにはそれ以上できません」としか答えてくれません。

困ったMさんは、現場に入って作業を観察し、「このやり方をこうしたら
どうだろうか」「ここをこう変えたらどうだろうか」と考えて提案するように
しましたが、外注先のT社長から「そんなことをやっていたら生産が遅れる」
と一蹴されてしまいました。

当時は、注文が右肩上がりに増え続け、残業の連続で生産を続ける外注先
T社に頼らなければ、製品を納期に間に合わせることができない状況でも
ありました。
解決できない問題を抱えたMさんは、会社に行くのも嫌になりかけていま
した。

しかし、このように悩み続けるMさんに、ようやく大きな転機が訪れます。
次回は、外注先T社との協力体制をどのように構築したかをご紹介します。

執筆者:
澤田兼一郎(中小企業診断士)、犬飼あゆみ(中小企業診断士)
執筆者ご紹介 →

http://ct.mgrp.jp/staff/sawada/

http://ct.mgrp.jp/staff/inukai/

アドバイザー:
MABコンサルティング 中小企業診断士/一級建築士 阿部守先生

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 管理会計は大企業だけのツールではない! ~気付く力を養う会計~
 第22回:<ステージ2>月次の実績を把握しており、かつ、それにもとづいた
  管理も行っている企業(13)

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皆様、いかがお過ごしでしょうか?
今回は、前回に引き続き「在庫の管理」のお話させて頂きます。

前回から2ヵ月経過しているので、前回の概要だけお話すると、
卸売業を営むA社(商品を仕入れ「そのまま」売るか、
「簡単な加工(切ってサイズを変える程度のもの)」を行って販売)の
在庫管理に関して、営業担当者に任せた状況(仕入から販売に至る
まで営業担当者に任せている)で、月末のみ「棚卸表」で
営業担当者から現状を報告させ、損益を確定していたが、
A社長の中で「売上の割に利益が少ないような気がする・・・」との
感覚に陥っており、問題点は何なのか、解決策はあるのか、という
話でした。

私:「仕入れたものをそのまま売る場合は、もちろんですが、販売した
ものと仕入れたものの紐づけはできるんですよね?」

A社長:「もちろん、仕入れの記録と販売の記録を突き合わせることが
できるので、営業担当者が勝手に誰かに販売して、自分のポケットに
入れることは不可能です。」

私:「では、簡単な加工を行った後に売る場合はいかがでしょうか?」

A社長:「正直、その紐づけは難しいですね。簡単な加工といっても、
商品を大量に外注先に持ち込んで、それを加工したうえで、また商品と
して販売していくので、販売したものと当初仕入れたものの紐づけは
困難だと思います。」

私:「そうですか。ところで、加工した場合には、切り屑などの歩留りが
発生しますか?」

A社長:「もちろん、歩留りは発生します。」

私:「歩留り率はどれくらいになりますか?」

A社長:「約90%くらいが一般的です。ただし、加工前と加工後の違いに
ついては営業担当者は把握してると思いますが、会社としては把握して
ません。」

私:「じゃあ、実際にどれくらいの歩留り率かは営業担当者しか把握は
されていないということですね。まずは、実際どれくらいあるかを確認
していきましょう。」

このケースでは、実際の歩留り率を確認したら80%程度でした。
そのような事実を把握できなかったのは、(月末の)時点在庫だけを
把握していたためで、社内での在庫の動きを履歴として残していなかった
ためでした。

場合によっては、不正の温床にもなりかねない部分ですので、在庫の流れの
履歴はしっかりと把握していきましょう。

萬屋博史(コンサルティング部長)
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/yorozuya/

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詳しくはホームページをご確認ください。

https://www.mgrp.jp/archives/2152/

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 みどり合同税理士法人グループ
 顧客サービス室 久保、山下
 TEL:0120-310-344/087-862-5033
 FAX:087-834-0882

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