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04/12/15

10. 複合化が付加価値を生む その1

おかげさまで今、私どもみどり合同経営・澤田チームの「受注工事業の黒字転換の仕組み」は、大きな反響をいただき、業務に講演にと全国からのご依頼をいただけるようになった。もう一方の主力チームである久保チームの「事業再生計画書」も、これまた、東京マーケットにおいて監査法人系や銀行系のコンサル会社の向こうをはって、都銀やRCCなどから非常に高い評価をいただけるようになった。会計技術系人材と、営業系の人材との複合化の成果といえる。そこで複合化について、もう一度詳しく考察してみたい。

 

●機能複合化が付加価値を生む
日本企業で世界的な競争力のある企業の代表には、自動車産業や、複写機などがある。それらは鉄鋼、機械、エレクトロニクス、化学技術などの融合により複合システムを構築している。
そこでは、実に多様な要素技術が組み合わさっており、それぞれの要素における技術革新を組み合わせることで新機能を生み出している。複合化のポイントは、要素技術に対する評価技術の蓄積であるといわれる。これによって、参入・競合企業との競争優位の継続を実現し、高付加価値を得ているのだ。

 

●複合化のポイントは「評価」
人材も複合化により価値を生む。人材という要素の複合化である。私どもでは、会計技術系人材と、営業系の人材との複合化が、予想以上の成果を生んでいる。
しかし、ただ人を、組み合わせればよいのではない。前回、「人脈」とは、単に「その人を知っているか知らないか」ではないと書いた。どの人が、何が「出来るか出来ないか」を理解した上で、最善の人を「選択」し、紹介しなければ成功しないということだ。
言い換えれば、人材を「評価」できなければ本当の意味での「人脈」にはならないということ。やはり複合化のポイントは「評価」にある。

 

●どのように評価するのか・・・「いい悪い」ではなく「合うか合わないか」
人を評価することほど難しいものはない。その人がいい人か悪い人かなどということなどは誰にもわからない。いい面もあれば悪い面もあるのが人間だ。悪い面も見方によればいい面にもなる。「いちいちうるさい人は、よく注意して見てくれている人。声が大きくてすぐ怒鳴る人は、元気のいい人」ともいわれる。
しかし、複合化という観点からの評価のポイントは明瞭である。その人の得意な点、不得意な点を見極め、顧客価値の増加に役立つようにいかに組み合わせるかである。「いい悪い」ではなく「合うか合わないか」だ。そして、その人の得意な点がますます得意になるように「長所伸展」することが次のステップとなる。
(つづく)