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経営計画の実行性を高めるポイント「一体感」について考えてみる「10. 「一体感」の必要性と作るポイント(9)」を追加しました

2010/06/03

今回も前回から引き続き、「(1)経営者が考え抜いた上で経営計画を作り、社内に向けて目標と達成に必要な行動計画を明確に示したこと」を考えていきたいと思います。

 

前回は、経営者の方の方向性との整合性、そして社内発表への説明根拠を、じっくり時間をかけ考え、計画を策定し、自分自身にとって拠り所となっているところまでを、お話しました。業績については、先述したとおりです。

今回は、社内への発表及び徹底と新卒採用について触れておきたいと思います。

 

社内に発表した時に、絵に描いたような盛り上がりはなかったと記憶しています。利益計画の目標値を高めに設定していたことなどもあり、「何を根拠に!?」という営業責任者の言葉や当事者意識のない冷ややかな反応でした。また、実行支援の過程の会議の中でも、利益計画のハードルの高さから「根拠がない!」「実現性がない!」など反応が経営者に向けて投げかけられました。

 

しかしながら、経営者の方針は変わりません。また、だからといって頭ごなしに何かを押し付けることもしませんでした。会社が生き残っていく、将来成長をしていく為には、この計画の実行が必要であることを、繰り返し説明をしました。

 

また、途中で経営者としての考え方を5つにまとめ、行動指針として徹底するように発表しました。今でもすべての会議のスタートの時には、全員で唱和し、社内には「社長方針」として明示されています。

 

次に新卒採用ですが、企業様にとって、10年振りです(中途採用は実施している)。若手従業員の「将来もこの会社は存続していくのだろうか?」という不安を払拭する為に、会社が将来も存続し、成長していくというメッセージを込めて、3名の新卒を採用しました(計画では、2年後にはさらに2名の新卒採用予定でしたが、実現されました)。すぐには戦力にはならない中でも、経営者として考え根拠があるから、実行したわけです。

少し余談になりますが、以前は経営者と幹部や従業員の方との飲み会や食事会はありませんでした。それが今では、若手従業員が中心にとなって、会社全体の忘年会を行い、経営者を交えて熱く語る会となっています。2次会を、若手従業員が中心に企画するまでになりました。ここからも、経営者を含めた一体感を感じることができます。

 

考え抜かれた経営計画は、経営者にとっても企業にとっても指針書であり拠り所になっていると思っています。そして、組織が一体感を持って何かを取り組んでいく上では、目に見える形の計画は必要なものではないか、と感じています。特に、2代目、3代目になる後継の経営者にとっては、言葉以外で説明をすることも時には求められると、私自身、感じています。

 

みどり合同経営 コンサルティング部門
コンサルタント 澤田 兼一郎
執筆者ご紹介 → http://ct.mgrp.jp/staff/sawada/

 

前回までのレポートはこちらをご覧ください → http://ct.mgrp.jp/column/c02/

 

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