コラム 管理会計は大企業だけのツールではない! ~気付く力を養う会計~ 第1回:自分の会社が置かれている状況を把握する

「管理会計」という言葉を聞いて、皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「導入はしたいけど、何だか難しそう・・・」とか「大企業みたいに資力もマンパワーも無いからウチでは無理・・・」とか、おそらく漠然と敷居が高いようなイメージを持たれているのではないでしょうか。
そのため、「ウチでは難しいな!」とあきらめている企業様も少なくないと思われます。
こういうことを聞くと「管理会計」とは非常に堅苦しいもののように感じられますが、それぞれの会社が、それぞれの会社の状況に合わせて行うことができるものなので、実際には「管理会計」の方をそれぞれの会社にあわせるべきでしょう。
特に中小企業の場合には、例えば経理の状況ひとつ取ってみても様々なので、その状況に合わせた管理会計を行っていかないと、「管理会計をやる」ということが目的になって、何のために「管理会計」をやり始めたかという本来の目的が達成できなくなってしまう危険性もあります。
だからこそ、まず「何が目的なのか?」をしっかりと決めたうえで、自分の会社の置かれた状況をしっかり把握し、その状況に合った「管理会計」を考えていく必要があります。
ただし、「中小企業の管理会計」は会社の存続・成長を前提としているので、その「管理会計」は永久不変のものではなく、会社の成長に合わせてそれは変えていかなければ、また、会社の状況に合わないものになってしまいます。
次回以降では、会社の状況に応じて(会計的に)どのような課題があり、そこでどのような「管理会計」を行っていけば良いかをお話させていただこうと思います。
以上
みどり合同経営 コンサルティング部門 アカウティンググループ
コンサルタント 萬屋 博史
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