コラム 実抜(実行可能、抜本的な)計画のスタートライン! ~自社のチャームポイントは何だろう!?! 第7回:O社様へのインタビュー(1)

O社様には、本メルマガ掲載をご了承頂き、コンサルタントである弊社が感じたことを書かせていただきました。
メルマガ執筆が終了した際に、もっと具体的なお客様の声をお聞きしたいと、O社社長様へインタビューを実施しました。経営革新計画策定の過程で感じたこと、ご会社への思いを2回に分けてお話します。
実際お話を聞いてみて、「そうだったのか」と本音でのお話を伺うことができました。皆様のご参考になりましたら、幸いです。
(弊社コンサルタント:以下みどり)
改めて、経営革新計画取得についてお伺いします。
まず、計画策定の実施をお決めになったポイントは何でしょうか?
(O社様)
本音を言うと、みどりさんが勧めてくれたからに尽きます。
制度自体をあまり認識していませんでした。
しかし、「ニッチな分野で、どんどん他社の先手を打って、事業を進めていかないと、儲からない(会社が存続しない)」という危機感はあります。
そういう意味で言うと、経営革新そのものには、非常に興味がありますし、進めていかないといけないと感じています。
今回、計画自体は、公的なメリットがあるのなら・・・という程度の気持ちでした。
(みどり)
策定過程については、どのようにお考えでしたか?
(O社様)
実際、計画策定には手間がかかるなというのが本音です。
しかし、今回の新規事業については、ここ5年かけて関係を強化してきた大手取引先からの依頼がきっかけでしたので、どうやって実現するのか・・・ということしか、考えていませんでした。
ですから計画策定の過程で、財務面、営業面、製造面など、多方面での検証が必要なのですが、そのあたりは頭の整理になったかもしれません。
(みどり)
承認後は、どのように感じましたか?
(O社様)
実際に設備投資した新設備で工場が稼働し、営業が新たな活動を同時並行で進めていることで、社内が活性化しており、ますます「ここできちんと進めていかなければ、投資が失敗となってしまう」という危機感が強くなっています。
(みどり)
御社の強みについては、どのように捉えられていますか?
(O社様)
実は、自分は営業ができないので、みんなにやってもらうことを信条としています。
トラブルになったときに、謝りにいくのが自分の仕事だという認識です。
そういう意味では、従業員のみんなは、どんどんお客様視点で考え、行動しています。
人に恵まれています。
そういった従業員自身が、うちの強みとなっているのではないでしょうか。
今回は、経営計画策定などを中心にお話をお伺いしました。
社長のコメントにある通り、計画策定の過程で「頭の整理になった」というのは、重要だと思います。
何度もお話しさせて頂きましたが、金融機関から求められる計画(実抜計画)についても、提出することが目的ではなく、まずは、経営者の方が、実現していく過程や何をやるべきなのか、きちんと認識していくことが目的であると言えるのではないでしょうか。
次回は、O社様に今後の成長政略についてのお考えなどを中心にお伺いしたいと思います。ご期待下さい。
みどり合同経営 コンサルティング部門
副部長シニアコンサルタント 澤田兼一郎
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みどり合同経営 コンサルティング部門
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